無着色・無加工
い草の持つ様々な特性は健康的な空間創りに貢献します。これらの特性をより発揮するには無着色のい草が良いです。
い草は製造過程において、天然の泥で染めますが、天然の泥だけで染めたものを「無着色」と呼んでいます。
この染土で泥染をすることにより、いぐさの表面をコーティングし、均一に乾燥する手助けをしてくれます。また茎表面の葉緑素の酸化を防ぐ働きがあるので、新しい状態を長く保つことができます。
そして畳表の独特の香りも、この染土を使うことで生まれてくるものなのです。
この泥染時に着色剤を入れると見かけが良くなりますが、い草が持つ様々な特性は損なわれます。また織り上げた商品に更に着色剤で吹き付けて見かけを良くしたり、染土が付かないように様々な加工を行った商品もあります。
天然のい草には「抗菌作用」「化学物質吸着作用」他様々な機能が備わっています。一方、様々な加工処理を行うと、加工時における熱処理等によって、様々な機能が損なわれ、表皮が剥がれやすくなるなど耐久性が劣る原因につながると思われます。 1年間かけてつくられた天然の抗菌作用、粘り、耐久性他様々な機能をそのままに織り込んだ無着色の畳表をお薦めします。
弊社では梱包の中に、着色の有無を書き込んだパンフレットを同封しています。また熊本産地あげて取り組んでいる、QRタグが織り込まれた商品は無着色です。これらを見れば、その畳表が着色なのか、無着色なのかが分かります。
無着色の証
このタグは無着色の熊本県産のみに織り込まれます。タグには生産者名が明記されています。