たたみ表
畳の面顔でもある畳表について
当社では、熊本八代表 広島備後表 岡山備中表 中国四川表 和紙表、その他あらゆる畳表を取り扱っております。
見分け方
イ草の太さが均一で色が良く変色や傷などが少ないイ草が良いものです。このようなイ草で根元と先端を除いた真中の部分を多く使用したものが上質なものです。つまりは、一般的に長いイ草を使ったものが美しい畳表です。なおかつ、イ草の織り込み本数が多く地合のある物が高級品です。また、生産地により風合や強さに違いが現れます。
特徴
熊本産(肥後表、八代表)
熊本特選表
国産畳表イコール熊本!!国産の90%以上を占めます。減農薬、有機質栽培など、安心安全のもと様々な取り組みを実施しています。
製品については、中国産との区別化を図るため高級品に力を注いでいます。近年品種改良により、従来よりも茎が細かく繊細で美しく織り上がる“ひのみどり”という新品種が多く栽培されています。耐久性は従来品種がやや優れていると感じます。
広島産(備後表)
その昔は、畳表を総じて”びんご”と呼ばれていたこともあり、福山、尾道の伝統的な風土に育まれた人気にその背景があります。原料を他県から仕入れ織り上げた備後織と、地草の本口表があり畳表の最高級品として定評があります。
備後本口長引表
手織中継六配表
手織中継六配表
中国四川産
四川麻引表
近年品種の向上とともに、一般住宅用としても普及がすすみ、畳表消費量の約70%を中国産が占めるようになりました。その中で特に四川産は上級品から普及品にいたるまで高品質であり安心・安全に対する取り組みにも努力されています。
国産品となんら遜色はありません。
和紙表
原料の和紙をコヨリ状にし、製織した畳表、イ草ほどの風合いはないですが、ダニ、カビが発生しにくく耐久性にも優れています。色のバリエーションも豊富です。
和紙バリエーション
和紙引目
和紙目積
大分産(琉球表・七島表)
元来商家の店先や農家の居間などに使われていました。その歴史は古くは、江戸初期に琉球から薩摩に渡り大分に伝来し、国東半島が主産地として有名でした。現在は一部を残し四川へと生産が移行し、耐久性、火気に強く、又デザイン的に半畳のヘリなし畳に使われる事が多いです。 その他の畳表、生産地では、高知県(土佐表)、石川県(小松表)、佐賀県。福岡県、沖縄県(ビーグ表)などがあります。
琉球表
目積表
(琉球表/目積表/引目表)
目積表使用例